こんにちは!お花とハンドメイドを愛する皆さん、いかがお過ごしでしょうか? 最近、インテリアやハンドメイド界隈で大人気の「カラフルなカスミソウのドライフラワー」。お部屋に少し飾るだけでパッと華やかになりますし、レジンアクセサリーやハーバリウムの花材としても大活躍ですよね。
実はこの色付きカスミソウ、市販のものを買うと結構なお値段がします。「それなら、自分で好きな色に染めて作ってしまおう!」と思う方も多いはず。
そこで今回は、100円ショップ・セリア(Seria)で販売されている「自分でつくるカラーインク(シアン・マゼンタ・イエロー)」を使って、白いカスミソウの着色実験を行ってみました!さらに、色付けしたお花をそのままの美しい形で残すため、シリカゲルを使ったドライフラワー化までを一気にレポートします。
結論から言うと……「大成功した色」と「全く染まらなかった色」がハッキリ分かれる驚きの結果となりました。
「これからカスミソウを染めてみたい」「推しカラーのドライフラワーを作りたい」という方は、失敗しないための必須知識としてぜひ最後まで読んでみてくださいね!

H2: なぜ「着色×シリカゲル」で作るのか?
カスミソウのドライフラワーを作る方法は、主に「風通しの良い場所に吊るす(ハンギング法)」と「シリカゲル(乾燥剤)に埋める方法」の2種類があります。
今回、あえて手間のかかる「シリカゲル」を採用したのには明確な理由があります。
- お花の立体感がそのまま残る ハンギング法だと水分が抜ける際に花びらが縮んでクシャッとしてしまいますが、シリカゲルを使うと生花のようにふんわり開いた状態をキープできます。
- 着色した色が鮮やかに残る 自然乾燥だとどうしても色がくすんだり、アンティーク調(セピア調)に退色してしまいます。シリカゲルで急速に水分を抜くことで、染め上げた鮮やかなカラーをそのまま閉じ込めることができるのです。
せっかくインクで綺麗に染めるなら、その発色を最大限に活かしたいですよね。だからこそ、着色カスミソウには「シリカゲル法」が圧倒的におすすめなのです。
H2: 【実験準備】セリアの「自分でつくるカラーインク」を用意
今回、着色のために用意した秘密兵器がこちら。 セリアの文具コーナーなどで話題の「自分でつくるカラーインク」です。
本来は万年筆やガラスペン用に、自分好みのインクを調合するためのアイテム。基本となる「シアン(青)」「マゼンタ(赤)」「イエロー(黄)」の三原色が100円(税抜)で手に入るという神コスパ商品です。
「これを植物に吸わせたら、綺麗な三原色のカスミソウができるのでは!?」という期待を胸に、以下の道具を準備しました。
準備したもの
- 生花のカスミソウ(新鮮なものほど水をよく吸います)
- セリア「自分でつくるカラーインク」(シアン・マゼンタ・イエローの3色)
- ドライフラワー用シリカゲル(ホームセンターやネットで購入可能。粉末状の細かいものが必須です)
- タッパーや密閉容器(シリカゲルを敷き詰める用)
- プラカップや小さな空き瓶(染色液を作る用)
- ハサミ、水
準備が整ったところで、さっそく着色作業に入っていきましょう!
H2: 実験手順:カスミソウにインクを吸わせてみよう
植物が水を吸い上げる力(毛細管現象)を利用して、花びらまで色を届けていきます。手順はとても簡単ですが、ちょっとしたコツで吸い上げの良さが変わります。
ステップ1:染色液を作る
プラカップを3つ用意し、それぞれに少量の水を入れます。そこにセリアのカラーインク(シアン・マゼンタ・イエロー)を垂らし、よく混ぜます。 今回はしっかりと色を入れたかったため、水に対してインクの濃度を高め(少し濃いかな?と思うくらい)に設定しました。
ステップ2:カスミソウを「水切り」する
ここが一番のポイントです!カスミソウの茎の先端を、水の中で斜めにスパッと切ります(水切り)。 水中で切ることで、茎の導管(水の通り道)に空気が入るのを防ぎ、水揚げが格段に良くなります。切れ味の良いハサミを使い、切り口の面積が広くなるように「斜めに」カットするのがコツです。
ステップ3:染色液に浸して待つ
水切りしたカスミソウを、すぐに先ほど作ったシアン、マゼンタ、イエローの染色液にそれぞれ生けます。 あとは直射日光の当たらない涼しい場所に置いて、花びらが染まるのを待つだけ。数時間〜半日ほどで、目に見えて色が上がってくるはずです。
ステップ4:シリカゲルで乾燥させる
好みの濃さに染まったら染色液から引き上げ、茎の水分をティッシュで拭き取ります。 タッパーにドライフラワー用シリカゲルを2〜3cmほど敷き詰め、その上に重ならないようにカスミソウを並べます。上から優しくシリカゲルを振りかけ、お花が完全に見えなくなるまで埋めたら、しっかりとフタを閉めて密閉します。 この状態で約1週間〜10日ほど放置すれば、ドライフラワーの完成です!
H2: 【驚きの結果発表】シアン・イエローは成功、マゼンタは…!?
1週間の乾燥期間を経て、いよいよシリカゲルの中からカスミソウを取り出します。 ピンセットを使って、花が崩れないようにそーっとシリカゲルをかき分けていくと……そこには衝撃の結果が待っていました。
シアン(青)とイエロー(黄)は鮮やかに発色!大成功!
まずはシアンとイエローのカップに生けていたカスミソウ。 こちらは見事なまでに美しく染まりました! シアンは透き通るような涼しげなスカイブルーに。イエローはヒマワリのように明るく元気なビタミンカラーに。シリカゲル効果も相まって、生花の時と遜色ないふんわりとした立体感を保ったまま、見事なカラーカスミソウが完成しました。
100均のインクでここまで綺麗に染まるなんて、コスパ最強と言わざるを得ません。

マゼンタ(赤)の結果は……まさかの「真っ白」!?
そして問題の「マゼンタ」です。 赤い染色液をグングン吸い上げて、さぞ可愛いピンクや赤のカスミソウになっているだろうと期待してシリカゲルから掘り出したところ……
「えっ……白いまま!?」
そうなんです。マゼンタの液に浸していたカスミソウは、驚くべきことにほとんど色がついておらず、元の白いカスミソウのまま乾燥していました。 茎の断面や下の方はわずかに赤くなっていたものの、肝心のお花部分には色素が全く届いていなかったのです。
同じ条件、同じメーカーのインク、同じ時間で実験したにもかかわらず、なぜマゼンタ(赤系)だけが失敗に終わってしまったのでしょうか?
H2: なぜ赤系(マゼンタ)だけ染まりにくいのか?原因を考察
この「赤系のインクだけ花が染まらない」という現象。実は、植物の染色実験においては比較的よくある「あるある」の壁なんです。 その理由は、主に「色素の粒の大きさ(分子量)」と「植物の導管との相性」にあります。
一般的に、青や黄色系の色素に比べて、赤色系の色素は分子のサイズが大きい(または粒子が凝集しやすい)傾向があります。 セリアの「自分でつくるカラーインク」は、あくまで「万年筆や紙に文字を書くため」に作られた文具です。紙の繊維に定着させるには適していても、植物の極細の「導管(水の通り道)」をスルスルと登っていくには、マゼンタの色素の粒が大きすぎた(あるいはフィルターのように途中で詰まってしまった)可能性が高いと考えられます。
結果として、水分だけが花まで到達し、赤い色素は茎の途中でストップしてしまったため、お花が白いまま残ってしまったというわけです。
H2: 赤系を綺麗に染める解決策!本気なら「切り花用染色剤」を使おう
「じゃあ、赤いカスミソウを作るのは諦めるしかないの?」 安心してください、解決策はあります!
セリアのインクのような「文具用インク」や「食紅」などは、赤系を植物に吸わせるのが非常に困難です。しかし、植物の導管を通り抜けやすいように特殊な配合で作られた「プロ用の専用液」を使えば、赤色でも嘘みたいに綺麗に染めることができます。
カスミソウの着色で最も実績があり、お花屋さんやプロのハンドメイド作家さんも愛用しているのが「切り花用染色剤(ファンタジーなど)」です。
専用の切り花用染色剤(ファンタジー)のメリット
- とにかく発色が良く、赤やピンクも確実に染まる!
- 植物が吸い上げやすいように設計されているため、染まるスピードが早い。
- カラーバリエーションが豊富で、混色してオリジナルカラーを作ることも可能。
- そのままシリカゲルに入れれば、売り物レベルの美しいドライフラワーが完成。
もし「どうしても赤やピンクのカスミソウを作りたい!」「失敗したくない」「ゆくゆくは作品として販売も考えている」という場合は、最初から専用の染色剤を使用することを強くおすすめします。お値段はかかりますが、それ以上の確実な仕上がりと感動を約束してくれますよ!
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【パレス化学】切り花着色剤 ファンタジー 100ml
(レッド・ピンクなど各色対応)
お花を根元から吸わせて染める専用液です。100均のインクでは難しかった赤系も、これを使えばプロのように鮮やかに染め上げることができます!
H2: 美しく仕上げる!シリカゲルドライフラワーのコツと注意点
最後に、せっかく綺麗に染めたカスミソウを、完璧なドライフラワーに仕上げるための「シリカゲル取り扱いのコツ」をいくつかご紹介します。
1. お花を埋める時は「砂時計」のように優しく
お花の上にシリカゲルをドサッと乗せると、重みで花びらが潰れてしまいます。スプーンや紙コップなどを使い、花と花の隙間を埋めるようにサラサラと優しく流し込んでください。
2. 取り出しは「発掘作業」のつもりで
乾燥が終わった後、無理に茎を引っ張って引き抜こうとすると、パリパリになったお花がボロボロと崩れ落ちて大惨事になります。容器を傾け、優しくシリカゲルをこぼしながら、筆やピンセットを使って化石を発掘するように丁寧に取り出しましょう。
3. シリカゲルはフライパンで復活する!
水分を吸ってピンク色に変わってしまったシリカゲルは、捨てないでください!使わなくなったフライパンで乾煎りするか、電子レンジで加熱して水分を飛ばせば、元の青色に戻り何度でも繰り返し使うことができます。経済的でエコなので、ぜひ再利用してくださいね。
4. 保存は密閉+乾燥剤で
完成したドライフラワーは湿気に非常に弱いです。すぐに使わない場合は、フタの閉まるガラス瓶やタッパーに入れ、食品用のシリカゲル(乾燥剤)を一緒に入れて保管すると、美しい色と形を長期間キープできます。
H2: まとめ:手軽に楽しむならセリア、本気で染めるなら専用液!
いかがでしたでしょうか。今回はセリアの「自分でつくるカラーインク」を使ったカスミソウの着色と、シリカゲルドライフラワー作成の実験レポートをお届けしました。
【本日のまとめ】
- シアン(青)とイエロー(黄)は、100均のインクでも見事に染まり大成功!
- マゼンタ(赤)は色素が吸い上げられず、白いまま失敗に終わる結果に。
- 赤系の色を確実に綺麗に染めたい場合は、文具用インクではなく「切り花用染色剤(ファンタジー等)」を使用するのがベスト!
- 着色した色と立体感をキープするには、吊るすよりもシリカゲル乾燥が最強。
シアンやイエローといった寒色・イエロー系で手軽に楽しむ分には、セリアのインクは本当に素晴らしいコスパを発揮します。休日のちょっとした工作や、お子様との理科の実験感覚で楽しむにはもってこいですね。
一方で、「どうしても推しカラーの赤を作りたい!」「本格的なハンドメイド花材を作りたい」という方は、ぜひ専用の切り花用染色剤を試してみてください。その発色の良さに、きっと感動するはずです。
ドライフラワー作りは、植物の不思議な生命力と化学の面白い反応を同時に楽しめる最高の趣味です。皆さんもぜひ、自分だけのオリジナルカラーのカスミソウ作りに挑戦してみてくださいね!
それでは、次回の更新もお楽しみに!


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